Ballard Technology 社
アビオニクスデータバス
(ARINC429/664/708/717、MIL1553B等)

データバスカード

米国Ballard Technology社のOmniBusファミリーは、アビオニクス・データバス・インターフェースに柔軟性と機能性を提供します。 OmniBusは、各種プラットフォーム上において、シングル または マルチ・プロトコル信号処理を、複数チャンネルサポートする事が出来ます。モジュールには、各チャンネルのプロトコル処理用DSP、ユーザープロセッサ用Power PC、IRIG回路(タイム・タグ および 同期化用)、ディジタル入力/出力信号が含まれています。効率のよいモジュラー・デザインのOmniBus製品は、混合した複数のプロトコルアプリケーションをサポートし、かつ要求に応じた機能追加、チャンネルおよびプロトコルの変更を行う事が可能です。

 

性能利点:
同社製品はPCカード(PCI/cPCI/VME)の様なPCに挿入して使用するタイプと、ボックスタイプでPCとケーブル接続されるタイプの製品があります。豊富な通信プロトコル、又は2種類のプロトコルを1枚のカードに混在させる事が可能であり、お客様の用途に合わせた製品が提供可能です。

アプリケーション:
・アビオニクスデータシミュレーション
・アビオニクス試験機材

導入事例: データシミュレーション
各アビオニクスの機能・性能を確認するための試験では機器へデータを入出力する必要があります。Ballard社のコンピュータカードは航空機特有のプロトコルのデータを汎用コンピュータへ反映させる事が可能ですので、汎用PCにて特定のアビオニクス機器を試験・シュミレーションする事が可能です。専用のCoPilotソフトウェアを使用することでデータの解析や生成が簡素になり、グラフィカルユーザーインターフェースを使用することでデータバスの活動状況をすばやく認識する事ができます。

導入事例:試験機材
アビオニクスの搭載用試験機材では複合的な試験を実施する必要があります。当該製品では1枚のカード上に複数のプロトコル、複数の送受信チャンネルを持たせる事が可能であるため、機器と試験機材とのインターフェースに最適です。試験機材に専用のデータバスモジュールを組み込む必要はなく、当該製品を組み込んだ汎用型PCにデータバス機能を持たせる事ができます。