Curtiss Wright Controls社
SCRAMNet+(通信カード)

SCRAMNet+

米国Curtiss Wright Controls社のSCRAMNet+は大容量の高速通信ネットワークカードです。SCRAMNetとはShared Common Random Access Memory Networkいわゆる共有Memoryを独自のプロトコルを用いてネットワークをループ状につなぐ高速通信ネットワークボードです。 コミュニケーションネットワーク上で反復して行われるデータの書き換えをHigh‐Speed, Ultra‐Low Latencyで実行するボードです。 航空機のシミュレータのようにリアルタイム性の要求の度合いが強く、データ送信のタイムラグが気になるアプリケーションに非常に有効な設計がなされています。

性能利点:
SCRAMNet+は特別なソフトウェアをインストールすることなく、バススロットに差し込むだけでネットワークにつなぐことが出来ます。また、バスの異なるNode(端末)同士を同じネットワークに組み込むことが出来る優位性を持っており、機種の異なるワークステーションを同一ネットワークに組み込むことが出来ます。 最高256ものNodeを1つのループ状のネットワークに接続することが可能で、Quad Switch等のOptionを用いることにより図1のような柔軟なループを作ることが出来ます。 またSCRAMNet+には排出したDataと各Nodeを更新して帰ってきたDataにエラーが生じていた場合、元の正しいDataを即座に再送信する機能を設定することも出来ます。

アプリケーション:
 ・シミュレータ各種
・遠隔測定
・発電所

導入事例: 航空機向けシュミレータ
新しいAvionics技術のハード及びソフトをリアルタイムな試験環境を作り出すためにAvionics Directorate of Wright Laboratoryによる調査及び評価設備であるAWTが開発されました。AWTのリアルタイムなシミュレーションネットワークを構成する幾つかのシミュレータにより、Avionics技術の調査や評価の為の試験環境を維持する事ができます。各研究所の各シミュレータは常に模擬をリアルタイムで行わなければなりません。同研究所の最大の関門は異なるプラットホームのコンピュータを一つのネットワークに組み込むことでした。また、各ノード間の距離が90メートルにものぼるものがあったため、距離による性能の低下が心配されました。SCRAMNet+の150Mbit/secのパフォーマンス・共有メモリーの持つ、データ転送の効率の良さ・バスの異なるコンピュータを同じNetwork内に組み込めるという利点及び光ケーブルにより各ノード間が最大3,500メートルまで確保できるため、同研究所にとってはこの上ない解決策となりました。

導入事例:試験機材
アビオニクスの搭載用試験機材では複合的な試験を実施する必要があります。当該製品では1枚のカード上に複数のプロトコル、複数の送受信チャンネルを持たせる事が可能であるため、機器と試験機材とのインターフェースに最適です。試験機材に専用のデータバスモジュールを組み込む必要はなく、当該製品を組み込んだ汎用型PCにデータバス機能を持たせる事ができます。